GoogleがHTML5を強力に支持した理由を考える

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いよいよ正式に次世代のHTML規格となりそうなHTML5ですが、HTML5を強力に推奨したのがみなさんご存知「Google」です。 そこで、GoogleがHTML5を推奨することになった理由をいくつか考えてみることにします。

HTML5ではコンテンツ判定のタグがあること

Googleはどんなコンテンツがあるかを素早く知りたい

みなさんご存知のように、Googleがページの品質を判断する基準として最重要視しているのが「コンテンツ重視」の姿勢です。

Googleではコンテンツを「テキスト情報」「画像」「音声」「映像」などで分類して検索できますが、Googleとしては現状の判定方法をスピードアップして、リアルタイムに検索結果を表示できることが理想です。

HTML5ではコンテンツの種類が分かりやすい

そして、HTML5には「ここがこんなコンテンツです」ということを明示的に表すためのタグが用意されています。

  • articleタグ
  • sectionタグ
  • canvasタグ
  • videoタグ
  • audioタグ

つまり、Googleの高速インデックス化にHTML5の仕様はピッタリというわけです。 そう考えると、Googleに的確にコンテンツをインデックス化してほしい場合にHTML5のタグを活用しない手はありませんね。

コンテンツを細分化して抜き出しやすいこと

2つめは「コンテンツの細分化」です。

コンテンツ細分化のボトルネック

検索エンジンがユーザーに検索結果を提供する場合、そのページの概要をタイトルといっしょに表示するようになっています。 しかし、<meta name=”description”…>が記載されていない場合や、ページコンテンツの途中の文章を提供したほうがユーザーにとって役に立つと判断された場合は、該当する箇所を抜き出してユーザーに提供します。

この処理にはページコンテンツを細分化する作業が不可欠であり、(おそらく)Googleにとって負荷の高い、インデックス化にも時間のかかる問題です。

HTML5では<article>タグや<section>タグで細分化しやすい

HTML5ではこの「コンテンツの細分化」を<article>タグや<section>タグでを判別することで一瞬にして細分化することができます。

その結果、Googleは短時間でページの作り手が意図したコンテンツのまとまりを精度の高い状態でユーザーに提供することができます。

ということは、Googleにうまくコンテンツの区切りを理解させたい場合は明示的に<article>タグや<section>タグを使ったほうが良いと考えられますね。

これは2つめの理由に近い理由ですが、コンテンツの細分化を判定できるようになるということは「その近くにどの広告を載せればクリックされやすいか」が分かるということです。

ユーザーは頻繁に心変わりする

ページの閲覧ユーザーにとって、全体のコンテンツを見ていくなかで1貫して同じ心理状態のままではありません。 この心理状態の頻繁な変化は「アインシュタイン・ファクター」の中でも取り上げられていますので興味のある方は読んでみてください。

移り気な心理状態の中でユーザーの価値観に刺さりやすい広告は、ページ全体を総評して出すものではなく、細分化されたコンテンツ内それぞれで適切な広告を出すことです。 身近な例でいうと、Wikipediaなんかを読んでいるとついつい途中のリンクをクリックしてしまうことからもお分かりかと思います。

HTML5による収益増加

これがGoogleにとって何を意味するかは明確ですね。 そう、Googleの収益です。 穿った見方をすると「GoogleはHTML5の普及で収益を伸ばす」ということを考えている、ということです。

いろいろと突っ込みたがる性格なので、こんなことを書いてしまいましたが、みなさんはどうお考えでしょうか。 まだHTML5の仕様は変化する可能性があるので、GoogleのHTML5に対する発言を追ってみていきたいと思います。

今年もGoogleの動きは要チェック!

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2010-01-08