他人のアドバイスを受ける場合に忘れがちな注意点
2012-09-05
自分が何かに思い悩んでいる場合に、友人やその道の専門家などにアドバイスを求めることがあります。 そこで、アドバイスを受ける人がその後の人間関係が危うくならないためのポイントをご紹介したいと思います。
1.意見を否定しない
助けを請うているのに、相手の意見を頭から否定するとは何様でしょうか?
例えそのアドバイスが適切なものではなかったとしても、相手はあなたの為に人生の貴重な時間を使って真剣に考えてくれているのです。
そのアドバイスを採用するかどうかに関係なく「参考になりました、ありがとう。」と伝えて、相手の労力を無駄にしないようにしましょう。
2.結果を相手も見るのであれば、アドバイスを採用する
例えば、社内向けのメールの文面や、ホームページのデザイン・文言についての相談であれば、相談相手も最終的な成果物を見ることになります。
その時にあなたが相談を受ける側だったとして、アドバイスした内容が無視されていたらどう感じるでしょうか? 少なくともプライドが傷つき、今後アドバイスを求められたとしても「どうせ採用しないんだろ」と考えて拒否したり、適当なアドバイスでさっさと終わりにしたいと思うかもしれません。
最悪の場合、自分が信用されていないと感じ、人間関係にもヒビが入ってしまいます。
成果物を相手も見る場合は、最低でも1つは相手のアドバイスを採用してください。 それが一時的なものでも構いません。 表に相手のアドバイスを尊重した態度を表すということが重要です。
3.相手をツールとして見ないようにする
あなたは相手にアドバイスをもらう時ばかり会っていませんか?
それは相手を単に自分のためのツールとしてしか見ていないということです。
1度だけであれば気づかない人もいますが、さすがに2度3度となると相手も「利用されてるだけ?」と思うようになります。
特にその道の専門家や有名人は道具として見られる傾向があるため、アンテナが敏感です。 そうなったが最後、相手は二度とあなたに会ってくれなくなるでしょう。
4.相手のホームグラウンドに合わせる
アドバイスは相手が遠慮せずに言える場にするのが基本です。 場所であれば相手の会社や事務所、自宅の近くのカフェにするなどして、相手にリラックスしてもらうように雰囲気作りしましょう。
人数でいえば、あまり相手の知らない人をゾロゾロ連れて行かない。 2対1であれば、相手がリラックスしてくれるまで質問攻めにしないようにします。
ああ、そうそう、もちろんカフェの料金はアナタ持ちであるということも忘れずに。
2012-09-05