UIまで手の回らないプログラマのための「Bootstrap3」実用ガイド レビュー

2014-07-17

Bootstrapというのは、Twitter社で開発された、レスポンシブデザインのためのフレームワークです。 これをMITライセンスにより誰でも利用できるようになっているという、実に太っ腹なフレームワークなんですね。

で、これを使おうとすると、導入するまで(いわゆる、Webサイトに適用させるまで)は、こういったところでチュートリアルがあるので簡単なのですが、便利な反面、非常に多機能であるため、使いこなそうとすると「逆引き辞典」のようなものが必要になっていました。

実質「逆引き辞典」の登場!

本書はまさにその「逆引き辞典」のような使い方ができる、非常に有用な本です。

初心者にとってありがたいのは、ただ辞典のような感じでシンプルに説明してあるだけでなく「どのような記述をするとどのように見えるか」というところまできちんと書かれてある点。

これがあるのとないのとでは大違い。
希望を言えば、ボタンやテキストのカラーリング(info, primaryなどの属性で色が変わる)の実際に見える例がオールカラーであれば文句なしだったと思いますが、これは価格に跳ね返ってくるので致し方ないところでしょうね。

アプリ制作がサクサク進む

Bootstrap3を利用すると、Webプログラマーにとって「デザインどうしようかな…」と悩むことが少なくなります。 特に社内やチーム内で利用する目的のツールとしてWebアプリ制作をしたいと考えている開発者にとって非常に重宝するでしょう。

また、Webアプリ制作の初期段階でプロトタイピングを行うこともありますが、これをVisioやExcelなどを使わずにいきなりBootstrapで作ってしまうということもアリかと思います。

作ったものがそのまま動くわけですから、レスポンシブデザインでトライ&エラーを繰り返すことができて、完成度の高い成果物にすることができます。

というわけで、非常にオススメの一冊です!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

2014-07-17