MacBook Air(late2010)にWindows XPを入れる時の問題&解決法

2011-01-25

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巷では「Windows7からしか入らない」と言われている「新MacBook Air (late2010)」ですが、ネットの情報や試行錯誤の結果、Windows XP (ServicePack3) を無事インストールできたので、その過程で問題となった点と解決法をお届けしようと思います。

※2011年モデルの場合はこちらを参照。

Windows XP 側のファイルシステムはNTFSでも大丈夫?

ネット上での情報ではみなさんFAT32で入れていたり、「NTFSでも多分大丈夫でしょう」などと書かれていましたが、結論は「大丈夫」です。

私の場合は80GB割り当てたかったので、フォーマットの際にNTFSを選択しましたが、問題なく動作しています。

インストール途中に「asmsが必要です」というエラー

これがWindows XP のインストールで最もやっかいな所でしょう。 何も問題なくインストールが進んでいるかと思いきゃ、突然このようなメッセージが表示されて、どう操作しても上手くいかない問題です。

Windows XP SP3 CD-ROM の 'asms' ファイルが必要です

これが表示されたら、一度外付けドライブのつけ方を変えてみます。

ドライバ類が入ったUSBメモリと外付けドライブが刺さっているUSBポートを入れ替えてみましょう。

Windows XP インストール時にはBootCampでパーティション切りする際に必要ファイルを保存するように促されますので、USBメモリにコピーしておいてください。 これはWindows7用のドライバ類ですが、Windows XPにも使えます。

asmsのエラーが起こったら再起動するしかありませんので、再起動したときに入れ替えるか、電源を終了して入れ替えてみましょう。

私の場合、左側のUSBポートに外付けのDVDドライブを、右側のUSBポートにドライバが入ったUSBメモリを挿したらうまくいきました。

この時にWindows XPインストールCDをドライブから取り出しておくと、asmsのエラーが表示されず、インストールCDを挿入するように促されます。 そこでインストールCDを入れると、すんなりとインストールが継続されます。

BootCampのアップデータが実行できない!

Windows XP のインストールが成功したら、MacOSのインストールCDからWindows XP用のBootCampをインストールし、さらにこちらにあるようにBootCampのアップデータである「BootCamp_3.1_32-bit.exe」と「BootCamp_3.2_32-bit.exe」を実行すれば大抵のドライバが適用されるはずですが、いきなり実行しても「BootCamp3.0がない」とエラーになる場合があります。

これは私が陥ったエラーですが、原因が「インストールCDが『Leopard』、つまりMacOS10.5だったのです。 これにはBootCamp2.0が入っていて、3.0ではないのです。

これを解決するには、インストールCDを「Snow Leopard (10.6.3)」にするしかありません。

デバイスマネージャのドライバが「?」だらけ!

driver_error.PNG無事BootCampのアップデータを適用しても、次のドライバに関しては入らない場合があります。

  • Bluetooth USB Host Controller
  • Built-in iSight
  • SM バス コントローラ
  • コプロセッサ

これを解決するには、事前にドライバ類をコピーしておいたUSBメモリから手動でインストールします。 具体的には次のものをインストールしてください。

対象ディレクトリ:Boot CampDrivers

  • AppleAppleBluetoothBroadcomInstaller.exe
  • AppleAppleDisplayInstaller.exe
  • AppleAppleiSightInstaller.exe
  • AppleAppleKeyboardInstaller.exe
  • AppleAppleMultiTouchTrackPadInstaller.exe
  • AppleAppleNullDriver.exe
  • AppleAppleODDInstaller.exe
  • BroadcomBroadcomEthernet32.exe
  • CirrusCirrusAudio32.exe
  • MarvellMarvellInstaller.exe
  • NVidiaNVidiaChipSet32setup.exe

この中で「AppleMultiTouchTrackPadInstaller.exe」をインストール後、タッチパッドがハングアップしますが、再起動で直りますので、USBマウスを繋ぐなどして乗り切りましょう。

これで再起動すると、全てのドライバが問題なく適用されて、デバイスマネージャでも「?」が無くなっていると思います。

終わりに

いやー、なかなか大変でしたが、無事Windows XPをインストールすることができました。 インストール後はタッチパッドの二本指スクロールも、二本指右クリックもできるので、MacBook Airの良さをWindows XPでも体験できます。

では、快適なWindows XP ライフを!

意外とDVDドライブ探しでも注意点があるので、参考にどうぞ→MacBook Air の外付けDVDドライブを購入する場合の注意点

3 件のコメント

  • kanekaise より:

    このページに出会えて良かった。
    MBA11’にXPをあきらめかけてましたが 無事インストールできました。ありがとうございました。

  • mcotch より:

    御陰様でXPでBluetoothが使えるようになりました。
    ありがとうございます!!

  • 感謝マン より:

    ありがとうございます!!
    私も、同じ「asmsが必要です」というエラーに遭遇しましたが、結果的にインストールできました。結局、左のUSBポートには外付けDVDを接続し、WinXPのディスクは予め取り出しておいて、右側USBポートにはUSBメモリを差した状態で再起動すると、何回かに一度 asms エラーが出なくなってインストールを続けることが出来ました。USBメモリの中身は、あまり関係ないようです(私の場合は、ドライバは入っていませんでした。むしろ相性なのかも…何個かのUSBメモリを試しました。)。本当にこのエラーは鬼門です! この asms エラーのために、何度も再起動することになるので、うまくインストールできたら、早めにCドライブのエラーチェックをかけることをお勧めします。また、マルチタッチトラックパッドのドライバ(applemtp.sys)関係で、起動時に blue screen が出るようになるかもしれませんので、早めに BootCamp を 3.2 以上にアップデートすることをお勧めします。

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2011-01-25