VPN+USBデバイスサーバー内蔵の高速無線LANルーター「WN-AG450DGR」
2012-10-08
仕事場の大幅なレイアウト替えに伴い、久々に無線LANルーターを買い換えました。
今回、新しく調達する無線LANルーターに希望する点をつらつらと書き連ねてみました。
- とにかく高速なものを。
- 外部から仕事場のPCや共有フォルダにアクセスするためのVPNサーバー機能。
- USB地デジチューナー「DT-F100/U2」が繋げて無線でTVが見れればなぁ…
- 電子レンジ使用中でも快適にネットができるように。
なんと、この全てを叶えてくれるルーターがありました。
それがIODATA社製の「WN-AG450DGR」。
使用感をちょこっとレビューしてみます。
他社製の地デジチューナーも動く「net.USB」機能
個人的に一番やりたかったことが、地デジ視聴の無線LAN化。
PCと地デジアンテナ口が部屋の模様替えで離れてしまったため、USB地デジチューナーがアンテナケーブルで接続できなくなってしまったのです。
調べてみると、本製品に地デジチューナーを内蔵した「WN-G300TVGR」という製品を見つけたものの、Amazon等では辛口意見が多い。 USBポートがないのも×。
もう一つの案は本製品の目玉機能である「net.USB」に正式対応が謳われている「テレキング(GV-MVP/FZ)」を追加購入するというもの。
ただ、すでに地デジチューナー持ってるのにまた買うのもなぁ…ってことで、とりあえず「net.USB」機能に期待して、手持ちのBUFFALO社製の「ちょいテレ・フル(DT-F100/U2)」を繋いでみよう!ということにしました。
えっ?動いた!
するとなんと、認識して視聴できるではありませんか! この事例はネットにも載っていなかったので実験だったんですが、見事成功。 次項目の爆速通信設定にすることで画質も全く問題なし。 これであっちこっちのPCで地デジが視聴できます。ウヒョ~
ただ1点注意。 本製品をAPモード(アクセスポイントモード)で利用するとなぜかnet.USBでは見えるものの、利用可能な状態にはできませんでした。 利用可能な状態にするにはルーターモードにしておく必要があります。
ネットワークの周波数設定+5GHz帯のIEEE802.11nで爆速
本製品は無線LAN周波数として2.4GHzと5GHzの2つが使えるようになっています。 その中の5GHzのほうに接続すると爆速で通信ができます。
爆速設定にするには、上のように設定画面で「使用する帯域(2.4GHz)と(5GHz)」をどちらも「20/40 MHz」のほうに切り替えておく必要があります。
この設定で、切り替える前はWindows 7上でのリンク速度が120Mbpsくらいだったのが、一気に270Mbpsになりました。
VPNサーバー「BHR-4RV」を置き換える
これまで安価なVPNルーターとして活躍してもらっていた「BHR-4RV」。
仕事用に大活躍してもらっていましたが、無線LANルーターを別に用意しないといけなかったり、接続がたまに失敗したり、スピードが遅いのが難点でした。
これがWN-AG450DGRで全て解決。
複数ユーザーには非対応
WN-AG450DGRのVPN機能の欠点としては、ユーザーを1人しか設定できないところ。
ですから、使用用途としては共通のアカウントを決めて、それを使い回しするというやり方になるでしょう。 スタッフを複数抱える企業やSOHO事務所には不向きですね。
5GHz帯利用で、電子レンジもなんのその。
最後に他無線機器との干渉問題ですが、飽和状態の2.4GHz帯ではなく、5GHz帯が利用できるようになっているため、動作中の電子レンジが近くにあるような部屋でも、快適に地デジやネットでの作業を行うことができます。
部屋は狭いが、ネットや地デジ環境は充実させたい人向け
ここまで書いてきましたが、隠れたメリットとしてこれまで複数台の機器で連携させていた役割が1台でできるようになっているので、部屋の中が非常にコンパクトになります。
また「net.USB」機能ではネットワーク非対応のプリンターやHDDをネットワーク対応にすることができるので、デスク周りにHDDやプリンターがゴチャッとしてる人はかなりスッキリすると思います。 いや~、無線LANルーターも便利になったもんだ。
2012-10-08