プレゼン成功のための7つの禁止事項

2010-02-07

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最近参加した技術系セミナーで多くの方のプレゼンテーションを見ていたのですが、成功する人、失敗する人いろいろいらっしゃいました。 その中で失敗する人に共通のルールを考えてみました。 今回は「これをやったら失敗する可能性が高いポイント」について書いてみたいと思います。

1.早口で話す

プレゼンテーションは時間が限られていることが多いのでついつい間に合うように早口で話がちなのですが、これは逆効果。

聞き手はなんとか理解しようとして来ているのに、話し手が早いペースで話されてしまうとどうしても理解が追いつきません。 これは大きなストレスの原因。

また、メモを取ろうとしている人も当然追いつかないため、ストレスを溜められてしまう可能性が高いです。 自分ではゆっくりすぎるかな、と思うくらいで話してみましょう。

2.たくさんの事を言おうとする

自分たちが用意したネタを聞き手に最大限とどけようとする姿勢はすばらしいと思いますが、話のプロでもない限り、残念ながら全部を伝えることはできません。

それどころか、多くの事を言えば言うほど、聞き手は何が重要なことなのか分からなくなってしまい、話の筋が見えなくなってしまうのです。

その結果、言いたいことの半分も伝わらないまま聞き手が興味を失ってしまうことになります。

できれば3点ほどに絞って結論を最初に述べ、それを繰り返し話の中に織り込んで説明するようにしましょう。

「今日はこれだけ覚えて帰ってください」というような簡単なまとめがあると良いでしょうね。

3.環境に依存するような物を個人的に持ってきてぶっつけでやろうとする

残念ながら、現地ではトラブルで動きません。

その結果、予定していたプレゼンとは程遠いクオリティのものを聞き手のみなさんに謝りながらするはめになります。

会場にネット環境があることを期待したり、電源があることを期待したり、プロジェクターがあることを期待したりしてしまいますが、明言されていない限り、ちゃんと代替のものを用意しておくべきでしょう。

プロジェクターがあっても、ノートパソコンと接続するケーブルの仕様や端子の仕様が異なっていたりすることもありますので事前に確認するなり、持参するなりして対処するようにしましょう。

4.マニアックな話題をテーマに話をする

会場の客層がどのような人かを把握するのは非常に大切です。 特にマニアックな話題をする場合。

専門的な表現や単語を話して、みんながそれを知っていると思ったら大間違い。 オチをつけるところで聞き手の人がシーンとしている中であなただけが笑わないといけなくなるかもしれません。

技術系のプレゼンテーションをやったりする場合にやってしまいがちな行動なので、重々注意してマニアックなネタを披露するようにしてください。

プレゼンテーションで自社の製品や自分の実績をアピールしたい気持ちも分かりますが「聞き手にとってなにが本当にお得な情報か」を常に考えながら話しをしましょう。

話し手が「これを話しておくと自分たちの利益になる」と考えていることは、聞き手は敏感に察知するものです。 それが判明した途端、聞き手のみなさんはあなたのプレゼンに興味をなくしてしまうでしょう。そこで、会場の聞き手の人たちに何か役に立つ、あるいはお得に感じる「おみやげ」的なことを1つは話すようにしてみましょう。 プレゼンで大事なのはまず「聞き手をいかに喜ばせるか」ではないかと思います。

6.視覚的に地味

見た目が地味なプレゼンをやってしまうと、その分をトークの質でカバーしなければなりません。 スティーブ・ジョブズくらい上手ければ良いかもしれませんが、そのジョブズさえkeynoteを利用して豪華なプレゼンテーションを行っています。

はっきり言って、見た目は重要です。

PowerPointで退屈なスライドを見せるか、keynoteで華やかなトランジションで見せるかでお客さんの反応は大きく変わります。

7.小さい文字でいっぱいの画面

前の席の人用に画面を作ってはいけません。 一番後ろの人用に画面を作りましょう。

前の席の人用に作ってしまうと、画面に小さい文字が並んでしまい、それだけで後ろの人にはストレスなのに、空いた画面の空間を埋めようとして、さらに小さい文字を入れていくという悪循環が起こってしまいます。

この辺りもスティーブ・ジョブズ(というかApple)のプレゼンテーションを参考にすると良いでしょう。 画面にはkeynoteで作成されたデカデカと1つの単純な絵と、単純な見出しが多用されているのに気づくはずです。 ちなみにkeynoteですが、以下のiWorkに同梱されています。


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2010-02-07