そのアイデアは成功するアイデアですか?
2010-06-19
photo by Julián Santacruz
ビジネスマンたるもの、常に新しいアイデアを考えることができなければビジネスマン失格です。
とまではいかなくとも、自分が「おっ!」と思いついたアイデアが客観的に見て成功しそうなものかどうかを簡単に見分けることができれば良いですよね?
そこで私が先日行った方法が思いのほか良かったのでご紹介します。
用意するもの
- 話し相手
これだけです。笑
そして営業トーク
なにをするかというと、「相手に『お客』になりきってもらって、その人に営業トークをする」です。
話し相手は役に「なりきる」
重要なのは「話し相手がその役になりきること」。 お客の生活スタイルや、そのビジネス分野との関わり方、言葉遣いを可能な限り真似てもらいます。
そして、これから営業トークする分野について悩みを持っているふりをしますが、内容自体は聞かされていないので、知らないふりをします。 あるいは事前に聞かされていても、なるべく思い出さないようにしておきます。
そして説得へ
あなたのやることは、文字通り「得を説明する」こと。 悩んでいる相手に対して自分が考えたアイデアをアピールします。 相手の反応を見ながらアイデアを洗練させていきましょう。
どういうメリットがあるか?
リアリティ
話し相手がいることで、自分のアイデアを声に出して説明することになるため、アイデアがより客観的でリアルになりやすいです。
利点が見える
相手に対して、「良かったところ」を挙げてもらいましょう。 なければ「印象に残ったところ」でも良いです。 その部分が実際のユーザーにも有効な場合があります。
欠点が見える
相手の反応を見ていると、思ったより反応がそれほど良くなかったりして欠点も見えてきます。
声や文字だけでは伝わらないものを見つけられる
トークはどんどん情報を紡いでいくことができますが、逆に言うと情報過多になってしまうデメリットもあります。 お客は選択肢が多いと選べないという心理が働くので、逆効果です。
トークで説得し難いところは「図にする」という作戦が有効です。 私の場合も、相手にメリットを説明するところで「あ、こういう絵があればいいな!」という図を思いつくことができました。
まとめ&注意点
以上、簡単なものですが紹介してみました。 1つ注意点としては、相手が否定的な反応だったとしても落ち込まないことです。 むしろ「欠点が見つかって嬉しい」ぐらいに考えるのが良いと思います。
2010-06-19