電車内の広告をビジネス視点で見て学ぼう!
2010-06-02
電車の中って一人で乗ってると退屈ですよね~。
ついつい車内の中吊り広告なんかに目が行ったりしちゃって、無駄な時間を過ごしてるな…と思っているビジネスマンも多いと思います。
どうせなら、もっと役に立つ時間にしたい!ということで、今回は電車内の広告を見るならこういう見方をしてはどうでしょう? という提案を書いてみました。
考えてみること
1.利益を考えてみる
広告表示は収益を上げるためのプロモーション活動ですから、ターゲットとなる顧客層がいるはず。
それが誰なのか、どういう利益を得ようとしているのかを考えてみましょう。
デザインやキャッチフレーズから読み取れます。
自分に関係のない広告だからって、無視してしまうのは勿体ないですよね?
2.裏の目的を考えてみる
広告にはお金儲け以外の目的で配信されているものもあります。
またお金儲けに加えて裏に何らかの広報的な意味合いを持った広告もあります。
それがなんなのか、なぜそうしたのかを考えてみましょう。
3.企画会議を考えてみる
この広告を作るとき「どんな企画会議だっただろうか」と考えてみましょう。
いろんなボツ意見があったのか、それとも鶴の一声で決まったのか、デザインの端々、文章の端々から想像してみましょう。
4.コストを考えてみる
最近の広告はとても凝っています。
立体的になっていたり、試供品が埋め込まれていたり、メディアジャック広告といって電車内全部を1商品の広告で埋め尽くしていたり、見ていて飽きませんよね。
でも凝った広告はそれだけコストがかかっています。
いくらかかったのかを考えてみましょう。
参考に、各路線の料金は比較サイトで確認することができます。
5.頭の中で勝手に変えてみる
キャッチフレーズを変えてみる
このキャッチフレーズなら、こう変えたらこんな人にも受けるんじゃないか?と想像してみましょう。
ターゲットユーザーの拡大ですね。
あるいは、こう変えたらもっと惹きつけるメッセージになるんじゃないか?と想像してみます。
デザインを変えてみる
このデザインにしたら同じモノでもこんな人に受けるんじゃないか?と考えて、あれこれ想像してみましょう。
広告は同じ商品でも季節やシーズンイベント等によってデザインが変わったりします。
あなたもそれに参加した気分になって季節が変わったら、クリスマスだったら、といった仮定でデザインを変えてみましょう。
また、デザインを変えることでコスト削減が図れることもあります。
この広告だったら、こんなデザインにしたほうがコスト削減になるかも、という想像をしてみるのも良いでしょう。
文字サイズを変えてみる
配信側の意図は小さい文字に隠されていることも多いです。
これを許してしまうと赤字になってしまうとか、これについては考えないで欲しいとか、企業の希望やら願望がてんこ盛りです。
いっそのこと、大きい文字(キャッチフレーズなど)と小さい文字(免責事項など)を逆転させてみましょう。
本当の意味が見えてくるかもしれませんよ。
2010-06-02