カフェで長時間勉強する人を注意する秀逸な場所
2012-03-04
今日、ロイ○ルホ○トで見かけて「なるほど~!」と思ってしまったのでご報告。
カフェ等の店舗にとって悩みの種が「長時間居座って勉強する人たち」ですよね。
客単価が低く、回転率も悪く、その上一人で4席テーブルを確保しちゃったりする。
そんな人たちをやんわり注意する張り紙が、ある場所に貼ってありました。
どこだと思いますか?
それは…「トイレの洗面所」。
「なぜトイレにだけ張り紙が?」と思いましたが、すぐに気づきました。
そう、長時間居座ると必ず行きたくなるのがトイレだからです。
みんな分かっているとはいえ、最初からテーブルに「勉強目的は2時間以内」なんて書いてあると、関係ない人まで目にすることになり、あまり店舗としての印象が良くありませんよね。
勉強目的じゃないお客さんも「店員さんに監視されてるかも…」と、緊張してしまいます。
だから店舗側も出来れば長時間居座って勉強する人にだけメッセージを見せたい。
そこで、短時間だけ居る人は見なくても済むトイレに張り紙を設置したんですね。
もう一つの効果として、きりの良いタイミングで見せるという点も重要です。 勉強していてトイレに行くというのは作業に一区切りがついていることが多く、行動に選択肢を割りこませるのに良いタイミングなのです。
チラシを見せるターゲットを絞り込むために、場所を変えてみる。
基本的なようで、よく考えられている手法だと思いませんか?
ついでに書きますが、テーブルやチェアをわざと不安定にして長時間滞在をしにくくしているカフェ。 あれは論外だと思います。 長時間滞在に関係ない客に対して失礼にもほどがありますよ。
2012-03-04