大型専門店に福袋を買いに行ってはいけない理由

2010-01-02

お正月の買い物といえば、福袋。 AppleのLucky Bagなど、人気のある福袋は前日から並び始める人も多いと聞きます。 今回はその福袋で気づいたマーケティング的な視点を書きたいと思います。

結論から言ってしまうと、福袋を手に入れたいなら店舗限定ではない限り大型専門店に向かわないほうが良いということです。

では、今日の経験から。

無印良品の福袋で経験したこと

新宿の無印良品の店舗はいくつかありますが、堂々の存在感を放っているのは新宿ピカデリーに隣接する無印良品。 広々とした空間が確保されていて、カフェもあり、ディスプレイも豪華で、外からも非常に目立ちます。

小田急線の新宿駅からは若干離れていますが、大きい店舗なので在庫の余裕もあるだろうと思って向かいました。

オープンは11:00ですが、10:00開店かと勘違いしていたので到着したのは10:30。 余裕です。 入り口を見ると、10人ほど並んでいたのでその後ろに並びました。 会話から判断すると、前に並んでいたのはどうやら中国人の方たちのようです。 さすが商魂逞しい…笑

あっという間にすごい人数に…

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すると、私が並んだのが何かのスイッチになったのか、それからはものすごい勢いで行列が増えていきました。 開店直前になると、120人以上は居たでしょうか。

オープン後は修羅場

そして、11:00のオープン。 お客さんが一斉に店内に流れ込みました。 私が狙っていたのは紳士服のLサイズでしたが、目の前に見えていた3つほどの福袋は、列の前の女性(1人!)が全部奪ってしまいました。 えぇ!?いいのか?

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しかたなく、Mサイズでも大丈夫な体型なので、それを手にとり、そそくさと福袋売り場から離れたのですが、振り返って見てみると、客が団子状態になりながらも後から後から覆いかぶさっていて恐怖を感じました。 追加で店員さんが持ってきた福袋も展示するまもなく奪われる始末。

しまいには客が押したディスプレイ用のマネキンが「ガターン!」と倒れてました。 それでも奪い合いは止まず。。 さっさと逃れて正解でした。

休憩で訪れた新宿ルミネで見た衝撃の光景!

寒いなか行列に並んだり、修羅場をくぐり抜けてヘトヘトになったので、とりあえず新宿ルミネの「ワイヤードカフェ」で休憩しようと向かいました。

行った方はご存知かと思いますが、カフェの隣にはここにも1フロアーだけですが無印良品の店舗があります。 多くの店舗がひしめき合っているルミネの中にあるのでちょっと地味な存在です。 そう、「地味」なのです。

そこで見たものはなんと! 福袋の山

オープン後、1時間は経っているというのに、狙っていた紳士服Lの袋も余裕であります。 …全部あります。 客は…数人が草食動物のようにモソモソと平和に福袋を選んでいます。

オープン時間は同じなのに、この違いは!?

大型店舗は客が集中しやすい

あとで反省して分かったのですが、新宿ルミネは多くの店舗がひしめき合っているため、多くの客が居ても分散しやすいのです。

たとえば、客が「無印の福袋欲しいな…」と思っていても「green label relaxingのセール」のほうが魅力的なので、2番目になってしまうのです。 いや、3番目、4番目かもしれません。 それだけライバルが少なくなっていきます。

一方で、私が向かった新宿ピカデリーの無印良品は、「無印の福袋がほしい」と思っている客だけが集中するのです。

競争率、死亡率(笑)はどちらが高くなるかは自明です。

というわけで、店舗限定でなければ「地味な店舗に向かいましょう」というのが今日の教訓でした。 みなさんも福袋を購入する際の参考にしてみてくださいね。

そして、要らないものが入っていたら↓を読んできちんと処分することも忘れずに(^o^)

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2010-01-02