読んでノウハウを得たい人は注意「自分でやったほうが早い病」

2012-06-02

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このタイトルは秀逸。 「自分でやった方が早い病」だなんて。

なんてったって病気扱いなんだもの。 しかも多くの社会人が当てはまるだろう。

この問題は深刻だ。

本書でも全体の半分以上を割いて書かれてあるのが「このままだとこんなに悲惨」「治ったらこんなに素晴らしい」のオンパレード。 正直、読みながら気が滅入る。

治療方法は…?

しかし、残念なことに治療が簡単ではない。

だからこそ「こうやったら治る」の具体的な処方箋が少なかったのはすごく勿体無い。

こういった本はむしろ「処方箋」のほうに重心を置いて書かれるべきではないか。

何故なら、多くの患者は問題を自覚しているからだ。 読んでいても「分かってる…」「分かってるんだよ!」という読者の声が聞こえてきそうになる。

役に立ったのは「あえて70%のマニュアルを作る」というところぐらいか。 しかしこれもかなりの力技だ。 日常業務にプラスαでやらないといけないことを考えると気が重くなる人も多いだろう。

出世に燃えるサラリーマンを対象にした本

さらに重要な点として、本書は企業勤めの出世に邁進するサラリーマンを対象にしたもので、会社に最初から忠誠心のない社員や、自営業者向けには書かれていない。

会社自体の将来が不安定である現代において、出世に邁進する律儀な社員がどれだけいるのかという点も少々疑問を感じたが、会社員を離れて自営になった私には関係がない世界か。

処方箋についても、すぐそばにいる部下への任せ方のみで、外注先や離れた所にいるパートナーといった分野については書かれていない。

可能であれば、具体的な処方箋も多く掲載された、自営業者も対象にした「自分でやったほうが早い病 ―実践編―」を期待したい。

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2012-06-02