「アレルギーは砂糖をやめればよくなる!」を読んで

2013-03-04

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うーむ…やはりそうでしたか…。

金曜日の夜から酷い花粉症の症状が出たんですけど、いつものように前もって肉類は摂らないようにしてたんですよ。 経験上、肉を食べた翌日が一番症状がやばかったですから。

でも今回は甘いもの(お菓子とか)を実験的に制限しなかったんですね。

そしたら、典型的な花粉症が発症。 もしかして…?と思って手にとったのが本書「アレルギーは「砂糖」をやめればよくなる! (青春新書インテリジェンス)」です。

問題の根本は、血糖値の乱高下によるホルモンの乱発

本書によると、花粉症を含めアレルギーを引き起こす原因となるのが糖類の過剰摂取による血糖値の急上昇とそれを抑えるためのインスリン拮抗ホルモン(アドレナリン、コルチゾール)の乱発。

これでアレルギーに対するホルモンバランスを維持するための副腎が疲弊してしまうということです。 糖類っていうと、白いごはんや麺類、パスタ、そして砂糖を大量に使ったお菓子やジュースが代表的ですね。 これらはみんな害があるってことですよ。

血糖値のバランスを保つには糖類を極力摂らないことですね。

肉=タンパク質はどんどん取ろう

糖類を摂らないとなると、逆に増やすべきなのが肉や魚・豆類のタンパク質と、ビタミン・繊維質が豊富な野菜です。 これらは血糖値の上昇を抑えるだけでなく、アレルギーを防ぐための粘膜にいるIgA抗体などを増やす栄養素になってくれるんだそうです。

メモ代わりに、摂るべき栄養素をリストアップしてみたので参考にしてみてくださいな。

タンパク質多くのホルモンの材料になる。 また、ストレスで大量に消費されるので現代人では常に不足気味。 動物の肉が慣れていない人はまず豆類の摂取から体を慣れさせる。

ビタミンD 粘膜を強化してアレルギーを防ぐ。本来、体内で作られるが、直射日光になかなか当たらない現代人では慢性的に不足している。 日光に当たるか、サプリメントで補う。
ビタミンC 副腎がホルモンを作る際に消費されるが、ストレスでも大量に消費されてしまうので常時補うべき。糖類を含む果物は避けて、新鮮な野菜やサプリメントから摂る。
ビタミンB 副腎の強化に。 主にビタミンB5、B3、B6を摂るようにする。パントテン酸が副腎のホルモン分泌や粘膜強化に役立つ。 肉や魚に多く含まれる。 抗生物質や糖類の摂取で減ってしまうので注意。
グルタミン 機能性アミノ酸。 白血球の免疫細胞を働かせるエネルギー源。 ストレスで減少するので肉類や魚、豆類などから摂取するようにする。
ビタミンA IgA抗体を作るためにグルタミンとともに必要なビタミン。 緑黄色野菜に含まれるβカロテンが体内でビタミンAになってくれる。 油で吸収されやすくなるので、リノール酸(オメガ6)が少ないオリーブオイルと合わせて摂取する。
亜鉛 アレルギーに対抗する酵素の生成に必要。 酵素が足りないと糖の代謝がうまく進まない。牡蠣に沢山含まれているので旬の時期には積極的に摂る。食べられない人はサプリメントで。
鉄(ヘム鉄) 酵素を体中に運ぶヘモグロビンを作るための栄養素。 レバーや赤身肉、緑黄色野菜や海藻類から摂取する。足りない場合はサプリメントを。
EPA/DHA オメガ6系の脂肪酸(アラキドン酸)に対抗してアレルギーによる炎症を抑える効果がある。 魚などから摂取する。 ビタミンEと一緒に摂ると効果的。
食物繊維 糖類の体内吸収を抑制し、腸内細菌のバランスを保つ。 コレステロールや毒素を排出するための胆汁にも必要。 食前に野菜などを摂取しておくようにする。
ラクトフェリン ウィルスや細菌感染から体を守る。 母乳や無殺菌の乳製品に含まれるため、赤ちゃん以外はサプリメントから摂るようにする。 胃酸のペプシンで分解されやすいので、腸まで届かせるタイミングは食間や就寝前。

いや~参考になりました。 これで今年の花粉症を対策してみようと思います。

あ、そうだ、オマケ情報ですが、対処療法としていつもマスクを着ける場合は、鼻につけるキャップタイプのマスクが見た目にもいいし、効果絶大でしたよ!



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2013-03-04