家賃が高いところに住む本当のメリットって?

2010-11-27

みなさんが住んでるところの家賃の相場はどんなもんですか?

ちなみに私が今住んでる世田谷区経堂は、以前住んでいた狛江市よりも10,000円くらい相場が高いような気がします。

家賃の相場の高さって、その土地の値段や人気度、仕事場へ向かう駅に近いかどうかetc. で決まると思いますが、ビジネスをやる立場で考えると家賃の決め方が全く変わってきます。 今回はそのお話です。

なぜ狛江市から経堂に引っ越したのか

私が狛江市に住んでいた時はサラリーマンで5年ほど、自営で2年ほどの間だったんですが、その時に家を決めた理由はこれでした。

静かで、会社の人が簡単に来れないところ

多分リラックスしたかったんですね。 駅から徒歩15分の65,000円の新築の賃貸でした。 自転車使ってましたから快適でしたよー。 自営になるまでは

人が来ないお店って…

自営になった方なら分かると思いますが、自分の存在や価値というものを他の人に知ってもらうことは、ビジネスをやる上で1番大事なことです。

また、知ってもらった上で、今度は実際にコンタクトを取ること。 または取りやすい体制にしておくことが2番目に大事なことです。

お店に例えると、いいお店でも「誰も知らない」「行こうと思っても遠い」お店は繁盛しないですよね。

狛江市の駅徒歩15分の住処には、それがどちらも欠けていたんですね。

IT関係の仕事だったらインターネットがあるし関係ないだろう、と思ってる人は、もっと対面の重要性を意識したほうが良いですよ。

結局それで、引っ越すことにしました。

経堂に来て家賃が高い理由を自覚する

melonpan_factory2.jpgのサムネール画像

場所は、経堂。 乗り換え駅ではありませんが、休日は小田急の急行も停まる人気の駅です。 人の多さ、飲食店の多さや、おしゃれなカフェや雑貨屋さんの多さでも、狛江市とはまったく違います。

駅から徒歩5分ほどの場所にしたので、駅前までは何の苦もなく、毎日何回も出かけられるようになりました。

経堂では、駅前に多くの店舗がありますが、けっこう出来ては潰れていくお店も少なくありません。 でも、その後にはまたすぐに新しいお店ができていきます。

その経過を毎日見られるってだけでも、ビジネスをやる側としても魅力的なんですよね。

今住んでるところは家賃が3万ほど高くなってしまいましたが、ビジネスを考えている立場で考えると「高い」という意識は全く感じません。

それは家賃に「ビジネスのやりやすさ」が反映されていると思うからです。

会社であれば当たり前の考えかもしれませんが、自営でやる場合も間違いなく当てはまると思うわけです。

引っ越したことで、自分の能力はそんなに変わってませんが、人間関係は明らかに広くなりましたし、あちこちのお店とも仲良くなりましたし、仕事の幅も広がったと思います。

家賃が高いのにビジネスしてない人は「損」!

そう、考えることもできますね。

家賃が高いのに、ただ毎日ぼーっと過ごしているだけの人は勿体無い!と思います。

親の影響もあったかも…

いちおう、引っ越すにあたって連絡しておかないと、と思い、両親に電話しました。

もちろん「何で引っ越すの?」と訊かれたんですが理由を話すとすんなり納得してくれたんですよね。

実は両親も「同じ理由で今の場所に工場を建てたから」と言ってました。

両親は長崎で、仕事は車の整備工場なんですけどね。

実家は国道からやや離れた、海沿いの高台にあります。 場所を知ったとしても来やすいかというと、小道だし、カーブもたくさんあって、御世辞にも来やすいとは言えません。

だから、お金はかかるけど思い切って国道沿いに工場を建てた。

結果は正解だったようです。

「車の整備なんだから、車がたくさん通るところに作るのが当たり前だろう」と思うかもしれませんが、実際に大金を投資するわけですよ。 勇気ある決断には私も感謝しなければいけませんね。

今や、サラリーマンしてても将来どうなるか分からない時代です。

みなさんも引越しするときには「高いから却下」と短絡的に考えず、「ビジネスをするなら費用対効果はどれくらいだろう?」と考えてみてはいかがでしょうか?

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2010-11-27