レビュー:ハカる考動学

2010-05-22

hakaru_koudou_title.jpg

このタイトルはIME泣かせですな。 「ハカる」や「考動学」なんて候補に出てこないし。笑 そのまんま変換すると「図る行動学」になっちゃいます。

さて、ずっと読みたかった本でしたがようやく読了。

2つの測り方でハッとした

自分にしろ、他人(上司、部下、仲間)にしろ、行動を起こすには納得するデータが必要です。

行動を起こさせるのに「なんとなく」とか「多分…」では誰も動いてくれませんよね。

納得して行動するためには、定性的(AよりBが多い etc.)ではなく定量的(AよりBが23%多い etc.)に物事を見ることが大事。 本書は、手に入れることができるデータからいかにして行動につながる情報を得るかを解説した本です。

本書でまず役立ったのがものには測り方が2種類あると教えられたこと。 「トップダウン型」と「ボトムアップ型」です。 前者はまず結論(仮定)が先に来て、そのための必要データを揃え、結論と紐付けること。 後者は既に持っているデータから結論(仮定)を導き出すこと。 この2つしかない。

単純ですけど1つのフレームワークですよね。

FFとドラクエの比較が面白い

そして2章が測ることの実践編。 定量的なデータから意味のある情報を引っ張り出す方法が書いてあります。

トップダウン型では「FF対ドラクエ」という売り上げやバージョンごとの特徴が書かれた表から意味のある結論を取り出す練習。 本書のターゲット層が明確に分かってしまいますね。笑

さまざまな情報が取り出されていく様は目から鱗でした。

ボトムアップ型では「渋滞学」を取り上げてあります。

「交通渋滞が起こっている」という事実から、「その原因は何か」ということを具体的にデータ化していく作業。 何を測ればさまざまな交通渋滞を共通の数値にできるのかを考えます。

さらに実践するための個人的宿題

2章で得られた測る方法を使って練習を積み重ねていくと、かなり力がつくと思われますが、本書には練習が少ない。 そこで「よく見るアンケートを測り直す」ということをやってみよう、と本書では提案されてます。

ピーンと来たのは、毎回いろんなアンケートとデータを取って教えてくれるアイシェアの調査。 rTYPEというサイトで頻繁に面白いデータを公開されているので、これを測って独自の見解を得てみると面白いと思います。

人の心を測る、作って測るなど

他にも「できるのか?」と思われる「人の心の測り方」や、数値以上に相手を納得させる「作って測る」方法など、ページ数は少ないながらも盛りだくさんの内容でした。 かなりおすすめです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

2010-05-22