Me2.0(自分をブランド化する方法)
2010-05-13
ザラザラした表紙の触感が心地よい本ですね。 あと、表紙がTwitter色だ。笑 その手の人に手にとってもらおうというマーケティング手法です。
ゆとり世代のパーソナルブランディング本
さて、今の時代、自分でブランドを築かないと会社も自分を守ってくれない時代です。
こう書くと、しぶしぶやらないといけないようなイメージで悲観的に捉えてしまう短絡的な考えの人がいますよね。 でも「自分が望む生き方をしていくための手段」として考えると、これほど楽しい作業もないのではないでしょうか?
ピーター・モントヤさんの「パーソナルブランディング 最強のビジネスツール「自分ブランド」を作り出す」がアナログ活動中心の自分ブランド構築だとすると、本書はネット時代にふさわしいデジタル活動中心の自分ブランド構築本と言えます。
評価はけっこう割れてるようですが、4章の「ネットはパーソナルブランディングの最強の武器」までは就職活動中の学生をメインターゲットにしているのが影響してると個人的に思うんですね。
だから、社会人や既に起業、独立している人は5章以降を中心に読み始めるのがいいでしょう。 前半だけで読み捨ててしまうのはあまりに勿体無いです。
あと、著者のダン・ショーベルさんが20代と若い方なので、年輩の方にとっては「ゆとり世代め、生意気な!」と思っちゃうところもあるかもしれません(アメリカでは「ゆとり世代」なんてありませんけどね)。
でも、この行動力は参考になりますよ。 前回読んだティナ・シーリグ博士の「20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義」に通じるところが沢山ありますし。
情報構築で活動をレバレッジする
本書では、自分自身が動いてブランド構築していく方法と、情報を構築して自然に広めていくようなレバレッジ(てこ)の原理を使った方法の組み合わせが推奨されています。
自分ブランドというと、ついつい自分が動かないといけないイメージがありますが、情報構築で仕組み化する方法は参考になるところも多いと思います。
特にサラリーマンの方は夜遅くまでお仕事していたりするわけで、そんな中で抜け出して活動とかなかなか難しいですからね。 自分の分身にアピールしてもらうテクニックは必須でしょうね。
2010-05-13