レビュー:基本からしっかりわかるActionScript 3.0

なるほど、本書「基本からしっかりわかるActionScript 3.0」の人気の高さの理由が分かりました。

それは図を使った圧倒的な分かりやすさと、的を絞った構成にあった!

プログラムと図の関係

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ActionScriptに限らず、プログラミングを理解するためのハードルに「抽象的な概念の多さ」があります。 しかもグラフィックみたいに目に見えないものが多いからさらにやっかい。

そこでプログラミングの入門書に多用されるのが図です。 しかし、出来の悪い図に出会ってしまうと最悪、さらに混乱してしまうことも少なくありません。 そう、意外とリスクが高いんですよね、図って。

しかし、本書に登場してくる図はすごく分かりやすい! 初心者には理解が難しいクラスやインスタンスも「クラス=自動販売機」、「インスタンス=出てくるジュース」に例えるなど、なるべく生活に例えられるモノやコトで表現しようとしてくれている点が非常に好印象です。

絵がカワイイ!

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あと、本書にあって他書にない魅力として「登場してくる絵のかわいさ」があります。

どうやらActionScriptを毛嫌いしがちな女性Flashクリエイターをメインのターゲットにしているようで、ほんわかした癒し系の図やイラストが豊富に使われています。

勉強とはいえ、退屈な文字だけだとどうしても楽しさが忘れられがちですが、毎ページに必ずといっていいほどカワイイ絵が登場するので、非常に癒されます。

「小学校の教科書か!」と思いましたもん。笑

基本をしっかり押さえた、基本重視の構成

本書ではFlash Builderも、ライブラリといった応用的な技術は一切出てきません。 コンポーネントもビデオのところで一瞬出てくるだけ。 とにかく基本重視の姿勢を貫いています。

  • 第1章 まずは、はじめてみよう
  • 第2章 プログラムの基本を覚えよう
  • 第3章 ムービークリップをコントロールする
  • 第4章 スクリプトでムービークリップを作る
  • 第5章 きっかけがあったら、何かをする(イベント処理)
  • 第6章 オブジェクトを表示するしくみ(DisplayObjectクラス)
  • 第7章 日付、時刻を調べる(Dateクラス)
  • 第8章 数学的な計算をする(Mathクラス)
  • 第9章 スクリプトで絵を描く(Graphicクラス)
  • 第10章 作ったものを再利用する(オブジェクト指向)
  • 第11章 サウンドを鳴らす(Soundクラス)
  • 第12章 外部FLVビデオを使う(Videoクラス)
  • 第13章 外部ファイルにアクセスする(URLLoader、Loader、XMLクラス)

先日レビューした「ActionScript 3.0プログラミング入門」のようにイベントフェーズの説明や、正規表現、エラー処理、規模が大きいサンプルは登場しませんが、ActionScript3.0を楽しみながら学べる構成としては理想的な内容とボリュームではないかと感じましたね。

ActionScript 2.0 もままならなかったのに、ActionScript 3.0 なんてもう嫌っ!って思ってるFlashクリエイターにぜひ手にとって欲しい一冊です。

しかし、どの入門書を見てもデバッガーまでは解説されてないのはやはり難解だからでしょうか。 自分で作ろうかな。。

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2010-09-21