消費者が行動を起こせる良書!「日本の食は安すぎる」

2011-05-07

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最近、無添加食品について勉強し始めました。 そこで書店で無添加系の本を探していたところで安物ばかりを買いあさろうとする私を挑発するような刺激的なタイトルの本に遭遇。

「日本の食は安すぎる?」 いやいや、だってねぇ、安いのと高いのがあったらついつい安いのを買ってしまうでしょう? と思っていましたが、読後、「申し訳ありませんでした!」と土下座したい気持ちでいっぱい(T-T)。

日本の消費者が食の安全をおびやかしている

昨今の「焼肉えびす」のO-111 による集団食中毒死亡事故は、久々に日本の食の安全を大きく脅かすことになってしまいましたが、社長や焼肉業界の言い分に驚いた方も多いでしょう。

お客さんが生肉を望むから出さざるを得ない。

この言葉を聞いた時に「責任転嫁だ!」と思うと同時に「あー、ビジネスだとそうなるよね…」という気持ちを同時に感じました。 つまり「客が望まなければ、お店は出さない」ということなんですよ。

これとほとんど同じようなことが「食品の価格」においても起こっているんです。

それは「一般消費者が安さばかりを求めて、安全な食品を作っている生産者を滅ぼしている」ということです。 そのことを著者である山本謙治さんが警鐘を鳴らして本書で実情をお話してくれます。

添加物を使わない安全な食品は高いのが当たり前

本書では、納豆や牛乳、ハムや豆腐など、さまざまな食品を例に挙げながら、一般に消費される安い食品がなぜ安いのかを説明してくれます。 そして、安全な本物の食品が生産されている現場の例を挙げ、適正な価格がどれくらいなのかも。

無知な私たちは、Odakyu OX や 成城石井 などで値段が高い食材や調味料を見ると「うわー贅沢!」なんて言ったりして避けていますが、ちゃんと成分表などを見たりしているでしょうか? 安い方の成分表も見て、違いを理解しているでしょうか?

日本の食を救えるのは日本の一般消費者である

東日本大震災で有名になった言葉に「買い支える」というものがあります。

福島県産や宮城県・岩手県産の食材などを買って消費することで、被災地を応援しよう、支えよう!ということなんですが、実は本書(2008年3月発行)ではその「買い支える」という言葉がすでに大きく取り上げられていました。

本書では「安全で美味しい食を提供しようと頑張っている生産者のことを理解し、価格が多少高くても安さに逃げずに買って応援してあげよう」と説いています。

食に安全を求めながら、安い物しか買わない。 その姿勢は確実に、私たちの食の安全を脅かす世界を作っているのです。

あらためて、自分の毎日の食生活に一石を投じる一冊。

日本の「食」は安すぎる 「無添加」で「日持ちする弁当」はあり得ない (講談社プラスアルファ新書) [新書]


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2011-05-07