上下アングルも覗き見防止!iPhone用ガラスフィルム「GRAMAS Protection Privacy 360」レビュー
2016-05-28
使っていたフィルムが割れてしまったので交換
iPhone6s Plusは5.5インチと大きく、電車の中でも異常に画面が目立つため、覗き見防止フィルター(プライバシーフィルター)をつけている人も多いと思います。
私も同じように、よくあるタイプの覗き見防止タイプのガラスフィルムをiPhoneに貼ってたんですが、手帳タイプのケースを使ってるのにちょっと床に落としただけでこの有様…
端が欠けるのみならず、ガラスフィルム全体に大きく亀裂ができてしまいました。
理想の覗き見防止フィルムを求めて…
買い換えるにあたって、いままで覗き見防止フィルムを使っていて不満に思うことが色々あったので以下にまとめてみました。
- 上下アングルが隠れないフィルムが多い!(=主に上からの覗き見に弱い)
- 明るさを最大にしても正面から見て暗い!
- 2の理由から、常に明るさ100%にしてしまうためバッテリー消耗が激しい!(実はこれが1番イヤ…)
- フチギリギリのガラスフィルムはちょっとした落下で簡単に欠ける!(硬度9Hとはなんだったのか…)
- 画面だけ隠すフィルムはダサい!
これらの欠点を解消してくれるフィルムが無いかと探しまくって見つけたのが、今回の「GRAMAS Protection Privacy 360° Glass」です。
お値段は少々高めで、iPhone6s Plus用で4,500円でした。
ずれずに貼れるガイドフレーム「EZig(イージグ)」
開封してみると、なにやら見慣れないものが…
普通のスマホフィルムにはない、バンパーみたいなプラスチックのフレームが同梱されています。
このフレームが「EZig」というフィルム張りのずれ防止用貼り付けキットで、これをフィルムを貼る前にiPhoneに装着しておくことで、ズレなくピッタリに貼ることができるわけです。
スピーカー部分やホームボタンの枠もあるので、すごい親切設計です。
あまりに貼るのが楽で、これだけで売れるんじゃないかと本気で思いましたよ。
貼り付け作業完了
EZigのおかげでフィルムをピッタリ貼り付けることができました。
ちなみにガラス部分には、旭硝子社製の超硬度ドラゴントレイルが採用されております。
iPhoneの上面よりも4mmほど余白ができます。
これにカバーをつけることでこれまでのガラスフィルムよりもフチが欠けることはなさそうです。
唯一、白い表面の良さがフィルムの黒さによって失われてしまいますが、これは仕方ないですね。
白い覗き見防止フィルターがあれば理想的ですけど、技術的に難しそうです。
覗き見防止の性能をチェック
さて、最も大事な覗き見防止性能をチェックしてみました。
明るさ | 正面 | 横 | 上 | 下 |
---|---|---|---|---|
100% | ||||
50% |
覗き見防止フィルターの常識を覆した100%の明るさ
まず装着して驚いたのは正面から見た時の画面の明るさで、普通の透明フィルターをつけた時の明るさと変わりません。
通常の覗き見防止フィルターの構造と根本的に違うのでしょう。
売りである覗き見防止機能の特徴は「閲覧角度に比例したぼかし強度」と「閲覧角度に反比例する明度の低下」による保護機能になります。
明るさ100%だと上下左右アングルから見ると画面が少々暗くなり、文字も読めなくなりますが「お、○○のページを見てるな」くらいは分かります。プライバシー重視のシチュエーションでは100%にしないほうが良いかもしれません。
プライバシー重視の明るさ50%モード
明度を下げて50%にしたところ、ちょうどこれまでの覗き見防止フィルターと同じくらいの明るさになりました。
50%に下げたとはいえ、正面から見るぶんには十分な明るさと言えます。
覗き見防止性能については、50%の明るさでは上下左右アングルで画面の内容がかなり見辛くなりました。
電車の中で使うにはこの明るさで十分プライバシーは保てると思います。
プライバシー最重要視の明るさ25%モード
写真では撮っていませんが、明るさを25%にしたところ、上下左右アングルでほとんど画面が見えなくなりました。
絶対見せたくない場合は25%にしましょう。
まとめ:明るさで使い分けられる画期的な覗き見防止フィルム
このGRAMAS Protection Privacy Glass 360 は(良い意味で)想像とまったく違ったフィルムでした。
明るさ | 快適 | 保護 | 特徴 |
---|---|---|---|
100% | ◎ | △ | 難読、やや暗 |
50% | ○ | ○ | 難読、暗い |
25% | △ | ◎ | 難読、真っ暗 |
このように明るさで機能が変わり、50%明るさモードで使っても今までのプライバシーフィルムの能力と同等なので、付け替えるだけでバッテリーの消費を抑えることができるという予想以上のメリットを得ることができます。
外で画面を見たり、友人と画面を同時に見るなどしたい場合は明るさを100%にすることで、透明フィルムをつけているような快適さが得られるでしょう。
そして、カフェで一人になったり、電車に乗ったりした際は画面をスワイプしてコントロールセンターを表示させ、明るさを25~50%にすることですぐにプライバシーモードに切り替えることができます。
画面の明るさを捨てたくない、でも覗き見防止機能も欲しい、バッテリーも持たせたい…という方には今のところベストなフィルムだと思いますよ。
2016-05-28