戦略とプロモーション!「iPhoneアプリで稼ごう」レビュー

2011-08-13

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iPhoneアプリ制作をビジネスとしてやっていくにはこれを読め!的な本「iPhoneアプリで稼ごう」が出ました。

本書の内容をざっくりと書くと次のようなことが書いてあります。

  • 有料アプリ、無料アプリのどちらにするかの判断ポイント
  • ダウンロードされるアプリのポイント
  • 構想から実制作への移行タイミング
  • AppStore へのリリースやアップデートのタイミング
  • 酷評レビューの対応の仕方
  • 受注、発注時にトラブルになりやすいところ&回避方法
  • 売り上げを最大限に高めるためのプロモーション方法

などなど、iPhoneアプリビジネスにおける「とりあえずここは押さえとけ」というような法則を述べてある貴重な本です。

リアルな数字はマーケティングの参考に

そして特徴的な所としては、アプリ内アフィリエイト広告代理店や多くの売れすじアプリ制作者が、ほとんど隠すことなく具体的な数字を上げて、失敗したことや成功したことを語っていること。

インタビューは必ず読むべし

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まだスマートフォン用アプリ市場が安定していないこともあって、経験者の試行錯誤の話は我々にとってもこれから経験するであろう事ばかりなので、それを未然に避けられるというのは非常に参考になります。

制作者や発注クライアントさん、広告代理店の方へのロングインタビューといった対話形式で掲載されている内容は、これからどうなっていくかについても展望が書いてあり、特に良かったところですね。

アップデートには力を入れるべし

「iPhoneアプリ関係の人たちは情報を共有する意識が高い」と本書にも書いてありましたが、納得。 売れてるのに制作者の悩みとか書いてあるし、月収とか、売れるタイミングのアドバイスとか、うちと比べてあそこのアプリのほうが優れてるとか、平気で書いてあるのが面白い。笑

インタビューの中で、売れるための作戦として、アプリのアップデートに思った以上に気合を入れているのが読んでいて新鮮でしたね。

作っている側からすると、iPhoneアプリのようなコンパクトな作品であればどんどん新しいアプリを開発していったほうがブランド力も高まっていくんじゃないか?と思ってしまいがちですが、読んでみるとアップデートでも十分ブランド力は高められることがわかってきます。

受託開発のノウハウ情報も!

他にも、iPhoneアプリ制作を受注する場合や発注する場合の双方がやりとりする場合に、トラブルになりやすいポイントや、うまく回避する方法など、すでに経験したクライアントや制作者の人たちがリアルに語ってくれているので、参考になるでしょう。

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2011-08-13